オンラインでつながったよ!第6回きょうだいさんの広場報告 

投稿者: | 2024年3月23日

 2024年3月10日、1年4か月ぶりにオンライン「きょうだいさんの広場」を開きました。前回に続いて栃木のきょうだい会「SHAMS」とのコラボ開催です。小学生はクイズや工作、中高生はお話でもりあがりました!

 午前中の「小学生の部」には14名が集いました。初参加のきょうだいさんもいれば常連さんもいます。自己紹介の後は「とぶよクイズ」や「見て考えるクイズ」などを楽しみました。
 「きょうだいワーク」では、赤(はい/ある)・緑(どちらでもない)・青(いいえ/ない)と設定して、おうちにある3色の物を示しながら、最近嬉しかったことやびっくりしたことなど話しました。兄弟姉妹とのことで困っていることをきくと、「たたかれる」「YouTubeの取り合い」などがあり、「私も・・」という声も聞かれました。
 最後は「とびだすおもちゃ」の工作でした。事前に送った材料を使って、ピョーンと飛び出す玩具を作りました。棒状に丸めた新聞紙にキラキラテープをぐるぐるまいたり、トイレットペーパー芯を飛び出す人形に変身させたり、それぞれ工夫して作り上げました。出来上がるとさっそく飛ばしていました。きっとおうちのみんなと楽しく遊んだことと思います。

 午後の「中高生の部」には中1から高3まで11名が集まり、SHAMS主宰の滝島さんのリードでさまざまなことを話す「きょうだいワーク」を行いました。今回は話したことを絵に描いて視覚化するグラフィックレコーディングを取り入れました。担当はトークグラフィッカー®の山口翔太さんです。山口さん自身もきょうだいで、みんなの声に熱心に耳を傾けつつ傍らでどんどん絵を描いてくださいました。
 話題は兄弟姉妹との関係で困ったことや学校などでどう話すか、家での過ごし方などでした。兄弟姉妹のことは周りの人にあまり話さないという人もいれば、話をして相手の反応でつき合い方を考えるという人もいました。詳しくは画像をご覧ください。
 また、家では自分のペースを作れるよういろいろ工夫している人が多かったです。お気に入りの本やグッズ、空間を大切にして自分の世界を作っているようです。

 自分と兄弟姉妹、自分と親、自分と友達とさまざまな関係やつきあい方を考えることの多い中高生。「きょうだいさんの広場」で話せたこともあるし、言えなかったこともあったでしょう。それに互いの話をきいて、自分も同じだなと思ったり、違うなと思ったりしたこともあったでしょう。どれも「本当の、大切な思い」です。これからも自分の気持ちを大切にしてほしい、と願っています。そして大人たちは、きょうだいさんの思いを丁寧に受けとめることを続けていきたいと思っています。