子育て応援コラム7 子どもに伝わるしつけ方-親がお手本-

投稿者: | 2021年2月14日

英国心理士(BACP・英国カウンセリングサイコセラピー協会認定カウンセラー)前田節子さんによる子育て応援コラム第7号です。

今回のテーマは、しつけの際のポイントです。
「親が行動で示す」大切さや、言葉かけの工夫があげられています。

*このコラムは、もともとは就学前のお子さんの親御さん向けに書かれたものです。
年齢の高いお子さんや、障がいのあるお子さんの親御さんとも共有できる大切なことが書かれていますので、前田さんのご許可のもと、連載させていただいています。

 

 しつけの目的とは、将来自立し、社会のルールに沿って生き、円滑な対人関係を築くためのスキルを身につけることです。
 たたいたり、どなったり、口うるさくなじったり、おだてなくても、子どもをしつけることはできると思います。
 一番大切なのは、「成長に合わせたしつけであること」。そして、子どもは親が言ったことではなく、親の行動を真似ますので、「親がお手本となること」。この2つのポイントさえ押えておけば、あとはそれほど難しくありません。
 「良いふるまいをしたらほめ」「良くないことをしたら叱り」「大人が困ることをしたら、取り合うのをやめ」そして「ルールをつくり、折にふれて繰り返す」ことが大事なのだと思います。

 また、伝え方も大切です。「なんで、そうするの?」とか、「何回言ったらわかるの!」などと間接的に伝えるより、直接的に「こうしてみようか」とか、年齢によっては「どうしたらよいと思う?」という言い方のほうが子どもには分かりやすく、バランスのとれたコミュニケーションができるようになります。

 ママやパパはおチビさんのお手本なのですから、複雑に考えず、頭でっかちにならないように、背筋を伸ばし、楓爽と進んでくださいね!