2022年ふりかえり

投稿者: | 2022年12月30日

大晦日を前にしてかけこみ投稿を続けていますが、最後に今年1年をふりかえります。

■きょうだいさんの広場
子どものきょうだいのためのイベント「きょうだいさんの広場」
コロナ禍で見送ってきましたが、ようやく2022年にオンラインからスタートしました。
オンライン2回(2月・10月)と対面1回(7月)を開催することができたのは、きょうだいさんたちのキラキラの笑顔と、タッグを組んでくださったNPO法人しぶたねさん・きょうだい会SHAMSさんのおかげです。
オンラインで遠くのきょうだいさんとも遊べる喜びに満たされ、対面でのびのびきょうだいさんと親御さんが遊ぶ様子に胸が熱くなったりしました。もっともっといろいろな企画したい!と思いはふくらむばかりです。

■啓発イベント~しぶたねさんといっしょに~
2022年は、しぶたねさんイヤーともいえるにじいろもびーる。
きょうだい支援のことを伝えるイベントをやってみようという話になり「きょうだい支援こんなことやっています」というゆるいタイトルでオンラインイベントを実施しました(3月)思いがけず100名を越すお申込みがあり、きょうだい支援の裾野の広がりを実感しました。
念願叶って開催できた対面のシブリングサポーター研修ワークショップ(7月)では、午前の基礎編に加えて午後の実践編も実施できました。会場がなんとも心地のよいあたたかい空気でいっぱいになっていたことを思い出します。
しぶたねさんの言葉は、支援をする人にも大人のきょうだいにも深く深く響いていました。
会場で人と人が言葉を交わすことができ、会えた喜びやみんなで同じ場所で過ごせる嬉しさもひとしおでした。

■吉川先生のご講演
長年おつきあいさせていただいている明星大学の吉川先生。
歯切れのよいお話が魅力的で、絶対にじもびでお呼びしたいと心に誓っていましたが、中野社協さまのお力添えで開催できました。詳しくは年明けにレポートする予定です。
個人的には、自分がなぜ「きょうだい児と家族の応援団」を作りたかったのか、その原点に吉川先生との出会いがあると気づいた感謝の時間でもありました。

■にじもび内部学習会
北陸きょうだい会の共同代表松本理沙さんにお願いして、ヤングケアラーについての内部学習会を実施しました(9月)にじもびスタッフやボランティアさん、中野社協のみなさまと少人数で行うことで、密なやりとりが生まれたように感じています。大人になったきょうだいの参加が多く、自分たちの過去をふり返りつつ、松本さんの明快なご説明に「ヤングケアラーって?」という疑問から理解が一歩進んだ時間でした。
ヤングケアラー支援ときょうだい支援は、関連はありますが完全なイコールではないかな?と感じています。それを意識しながら、ヤングケアラー支援の世の中の流れと地域の動きを注視していきたいところです。

■病気をもつ子どもと家族のための「おうちで暮らす」ガイドブック
NPO法人みかんぐみさんによる医ケアのご家族必携ともいえるこの1冊、改定に際してきょうだい支援のお話を書かせていただきました。なんと見開き1ページ半も!
全体を通して充実度がとても増しているのですが、病気をもつ子どものことだけでなく、きょうだいのこともきちんと家族の一員として大切にしてくださる思いが伝わるステキな本です。

■クリスマスカード
今年もクリスマスカードを作成しました。「話すって楽しいね。会えたらうれしいね。少しうれしさが戻ってきた2022年」という言葉にあるように、少しずつ出会いが広がってきた喜びを込めたカードになりました。コロナ禍で会えないことからはじめたクリスマスカードも3枚目、いつも趣向を凝らしてくださるデザイナーさんに感謝です。

あれもこれもこの1年だったんだ!とびっくりするくらい濃い1年でした。
ひとえに活動をあたたかく見まもってくださるみなさまのおかげです。ありがとうございます。
にじもびの活動の多くは、コープみらいさまと中野社協さまからの助成金にて実施いたしました。
きょうだい支援をご理解いただき、新しい取り組みとして応援してくださることに感謝の思いでいっぱいです。

来年もきょうだいさんとご家族にとって、プラスの豊かな時間になることを願って活動していきたいと思います。
2023年もどうぞよろしくお願いいたします。